たまに、大盛り無料っていう定食屋さんに出会ったりするけれど、たいてい断ることが多い。損をした、という感覚よりも、食べ過ぎで体調を悪くするリスクの回避に重きを置いた結果だ。経験則である。それに、あえて大盛りにしないことで、ささやかな優越感を感じる傾向もなきにしもあらず。おかわりもそんな感じ。ただ、ホテルの朝のバイキングは、ついつい食べ過ぎがちで、あれを適量に抑えるのが結構むずかしい。
どうでしょう班と三蔵法師御一行
くだらない話である。
先日、万城目学『悟浄出立』(新潮文庫)を読んだ。読み終わって、ふと思ったのが、このおなじみ西遊記の三蔵法師御一行というのは、4人組パーティのプロトタイプ的な存在だよなあ、ということ。そしてなぜかまたそこで思ったのが、ご存じ「水曜どうでしょう」の御一行も、みごとに三蔵法師御一行っぽいなあ、と。
大泉洋は、まあこれはどう見ても孫悟空である。主人公だ。となると、鈴井さんは三蔵法師だ。寡黙に目的地を目指している。西遊記も、とにかくこの二人がメインだ。ディレクタ陣に移って、藤村さんはというと、もはや猪八戒と指摘するのに異論はあるまい。よく孫悟空と絡む。よく食う。そして、嬉野さんが沙悟浄だ。黙って一番最後をついて行き、常にみんなを見ている。
4人がみごとに当て嵌まっているではないか。
ちなみに、準レギュラっぽく登場する安田さんは、白馬である。三蔵法師を乗せているあの白馬。元は竜で、普段はただの馬になっているが、たまに人格を持つ存在として登場する。見事に安田さんっぽい。だいたいOnちゃんだし。
安田さん枠までぴったり嵌まるとは、怖ろしい。怖ろしいくらいに、皆がぴったりと当て嵌まる。それに気づいた瞬間に背筋に冷たいものが走ったかというと、別にそんなことはなかったが、でもまあ、何となく腑に落ちた。
だからどうという話ではない。冬籠もりの季節にぼんやりと気づいただけの、くだらない話である。
モバイルSuica
11月にiPhone XRに代えてから、つい先週、初めてモバイルSuicaで東北新幹線に乗ってみた。めちゃくちゃ便利じゃないか!
今までは、カードのSuicaでJR内に侵入し、「えきねっと」で予約していた新幹線の切符を駅の券売機で受け取る方式で新幹線を利用していて、これはこれで充分便利だと思っていた。
しかし、やはりケータイひとつだけで全部処理できるのはかなり楽だし、しかも乗換のときに、切符が先だっけ?Suicaのタッチが先だっけ?などと迷わなくてすむのも楽。最初は、ちゃんと反応してくれるかどうかで、どきどきしたけど。
そんな、遅ればせながらようやくこの便利さに打ち震えている我が身をあざけるかのように「2020年3月にはこのモバイル特急券のサービスを終了します」ってアナウンスされているんだけど、なぜに? このサービスは終了するけど、上位互換のサービスが始まる、と期待していて良いのか??
左折時の右傾化
最近、クルマを運転していて感じるんだけど、左折するとき、その直前に右に大きく振れてから左折するクルマが増えているんじゃないだろうか。
全国的な傾向なのかは判らないが、少なくともぼくの行動範囲のなかでは増えているような気がする。
反対車線にはみ出してまで右に大きく迫り出すクルマなんかもあったりして、後ろから見ていてもトリッキィな動きに一瞬ぎょっとするが、対向車がしてきたりすると、ぶつからない間合いだったとしても、一瞬こちらに進路を向けてくるので、結構びっくりする。センターラインはみ出してるし。
教習所では、左折のときは、道路の左側に寄って小回りで左折せよと、確かに教わった。たぶん今でもそう教えていると思うし、若者ではなく自分と同年代以上の人がやっているように思われるから、そこそこベテランのドライバーのはず。
狭くて隅切りされていないような路地に大きな車で入ろうとしたら、そうしないといけない場合もあるだろうが、そんな右に大きく切らなくても明らかに曲がれるような道路でやっていたりするのである。しかも軽自動車とかが。
ドライバーが高齢化してきて感覚が鈍ってきているのだろうか。クルマの外形と室内感覚とのバランスが昔のクルマとずれてきて、曲がりにくく感じるようになってきてるのだろうか。誰かがやっていたのを見て自然とやるようになり、それが自然と普及して増えてきたのだろうか。
原因はよく判らないけど、もうちょっと落ち着いて冷静に運転して欲しいと思う。
MacBookAir のリンゴマーク
こういう壁紙にしているわけじゃない。
MacBookAirのディスプレイが落ちている状態で、部屋も暗め、唯一の光源の電気スタンドの灯りがたまたまディスプレイの真後ろの位置に来たときに、消えたディスプレイにリンゴマークが浮かび上がっていた。普段ディスプレイが点いているときは、外側でこのマークが白く光っているのだから、これはその反対の状態であり、当たり前といえば当たり前のことかもしれない。でも、そういうものだとまったく思ってなかったので、ちょっと不意を突かれた感じで、なんとなく新発見をした気分になった。
習うより慣れる
iPhone XRを使い始めて一週間。
最初に来る感想としては、とにかくごつい。ケースをつけたから余計にごつい。まえのiPhone 6と比べると軍事用モデルなんじゃないかというくらいごつい。半分くらいはケースのせいかもしれないけど。
モニタはさすがに大きくて見やすい。顔認証のFace IDも今のところ完璧で、指紋のときの認証のされにくさとはずいぶん違う。ホームボタンがないのもすぐに慣れるし、動作もきびきびしてて、とくに困っていることもない。結論を言うと、悪くない。
アクティベーションのときは、まえに使っていたiPhoneを近くに置いて下さいというメッセージが出て、それでApple IDを引き継いだようだった。これはいつからできるようになったのかよく知らないけど便利。ついでにデータも引き継いでくれたら良いのにと思ったけど、さすがにそれはバックアップからの復元が必要だった。
いちど、スクリーンショットを取ろうとしたときに、ホームボタンがなくて一瞬困ってしまった。検索したら、ホームボタンの代わりに、音量アップボタンを押す仕様に変わったみたいだった。こういうのは使ってみて初めて実感するし、覚えてしまえばどうってことない部分だ。
なんだかんだいって、すぐに馴染んでしまって、使い始めたらもう戻る気はならないのであった。
写真は、これまで使ってきた、3G・4S・6・XRの比較。まだ四代目。