DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

コンセントレーション

今日も、以前にAmazonで予約していた本が届いていた。森博嗣『集中力はいらない』(SB新書)。

まだ読んでないので、以下、内容についてのコメントではない。タイトルを見ての思いつきのメモ。

周りに人がたくさんいるようなフロアで仕事をしていると、とにかく集中はできない。耳をふさぐわけにはいかないので、会話や電話の声が勝手に聞こえてきてそちらに注意を奪われるし、人が動いたら動いたで、それに気を取られる。注意力散漫だ。でも、人間はそういうふうにできてるんじゃないかと思う。注意力が散漫で四方八方に散らばっているから、周囲の情報に敏感になって取り込むことができるし、危険が迫っていたときにも察知できる。

そんなわけで、常に注意力散漫な状態で仕事をしているが、それでもだいたいが済ませられてしまう。そういう職場でやっている仕事は、その程度の仕事だということか。まあ、周りにある仕事の多くは、すでにどこかにある何かを動かしたり組み合わせたりして、またどこかへ移してやる、くらいのことで、実際そんなに頭は使っていない。もうちょっと頭をちゃんと使ってしっかり考えながら仕事をしないといけないんじゃないか、と(若かりしころは)思っていたが、そんなに頭を使うよりさっさと済ませて次の仕事に進め、みたいなのが主流のようだ。それが仕事ができる人だ。

頭のなかから新しい何かを生み出すような仕事をするときは、もうちょっと違う環境に身を置かないといけないかもしれない。