DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

確定申告をMacとiPhoneで

できなかった……

だがしかし、iPhoneのみで確定申告できたのだった、というお話。

そもそも、マイナンバーカードがあればパソコンやスマホから確定申告できますよ、というチラシを見たのである。国税庁ホームページにも書いてある。調べてみると、Mac(OSはCatalina)でもオッケイだし、スマホの対象機種にiPhone(XR)もしっかり含まれている。マイナンバーカードは最近取得したばかり。必要な書類や数字もすでに揃っているし、もう怖れるものはない。あとは前進あるのみ! 税務署には行きたくない! 家から出たくない!

という勢いで(モニタ上で)進んでみたのだが、見事に途中で詰まってしまった。

ここでやろうとしていたのは、Macで確定申告の入力を行い、iPhoneをカードリーダの代わりにする、というチョイスだ。

確定申告のページの指示に従って進め、OSの反対を押し切っていくつかアプリをインストールしてMacは準備完了、いざiPhoneマイナンバーカードを認証するぞ、というところで止まってしまった。その時出てきたウィンドウには、「WindowsAndroid端末でしかできません」という注意書きが。MaciPhoneも対応していたのではなかったのか!?

いくつか事例を検索してみたのだが、やはりどうも無理そうである。途中まで出来ても、最終的にiPhoneを経由してe-Taxで送信するところができずに詰んでしまうようだ。WindowsAndroidでは、アプリからBluetoothで接続して連携するらしいが、この機能がMaciPhoneのアプリにはない。Macで申告書の作成はできるし(印刷して郵送とか)、iPhoneのみでの確定申告もできるが、MaciPhoneの組み合わせでの送信は不可能、ということらしい。

ここまで確認するのにずいぶん時間がかかってしまった。この方法は無理だということは、最初に書いていて欲しかった。

とりあえずiPhoneだけでできるということは判ったので、そっちに切り替え。結果として、最後まで完了させることができた。

iPhoneにアプリを2つ入れる必要がある。「マイナポータル」と「e-Taxアプリ」。試している過程で「JPKIMobile」も入れたが、これは必要ないみたいだ。まずは「マイナポータル」をダウンロードしてログインし、マイナポータル内からe-Taxと連携しないといけない。この連携が完了すると、申告書を作成できるようになる。あとはガイドに従って最後まで進むのみだ。ブラウザ上で申告書の作成を進めて、最後はe-Taxアプリからデータを送信することになる。これは勝手にアプリに移行してくれる。

iPhoneのちっこい画面とキーボードでちまちま入力するのが嫌だったからできれば避けたかったのだが、やむを得ないところである。無事に完了できただけありがたい。

ただ、今回は別途提出しないといけない書類というものがあって、それらは結局、税務署に持って行くか郵送するかしないといけないのだった。ああ、それなら最初からMacだけで申告書を作成して郵送、で良かったかもしれない……

まあ、プリントアウトを郵送するのじゃなくe-Taxで申告したほうが税務署的にも作業の簡素化が図れるところだろうし、これだけ電子手続きが遅れている日本で、確定申告は早くから電子化を進めようとしているから、なるべく応援したいところである。この御時世、もはや、こういうところに余計な労力を割いている場合ではないのだ、日本は。