DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

使い魔の視点

魔法使いが「使い魔」を操ってその感覚などを共有できる、っていうのはファンタジィ界隈ではよくある設定だ。自分がかつて親しんだところではロードス島戦記と世界を共有している「ソード・ワールドRPG」なんかがそうで、ソーサラー(魔術師)がそんなに高くないレベル(レベル3?)で覚えられる魔法で、使い魔にした動物の視覚や聴覚などを共有できるんだけど、なかでも飛行タイプの使い魔(梟とか鴉とか)って、冒険者にとってめちゃくちゃ便利だなあ、と今さらながら思った。

要は、ドローンが常に自分のそばにあってその映像をリアルタイムで見られるというすてきな状況にあるわけで、ドローンが身近にある今になって、改めてその有用さが実感できたというか。航空写真もない、地図だってどこまで正確かわからない(であろう)世界で、見知らぬ土地を旅する冒険者にとって、便利なことこのうえないはず。

人里離れた山林で、グーグルマップの航空写真を頼りに道を探していて、ふとそんなことを思った2022年の11月。