DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

ショーシャンクのビリー

先日思い立って、かなりひさしぶりに映画『ショーシャンクの空に』を観た。

原作はスティーヴン・キング御大で、ティム・ロビンスモーガン・フリーマンの出演している、云わずと知れた名作。

一度観た映画はよく忘れるぼくだけど、これはかなりの内容を覚えてる。それでも全部を覚えているわけではないし、まえに観たのもずいぶん昔の話だ。

途中で、脇役だけどわりと重要な役のトミーという青年が登場する。その俳優さんに見覚えがあった。『ショーシャンクの空に』は過去に何度か観ているので、見覚えがあって当然なんだけど、ほかの作品でも確実に観ているに違いない、と思えるほど見覚えがあって、でもどんな作品のどんな役で観たのか思い出せない。

最後まで思い出せなかったので、観終わったあとに調べてみて、びっくり!

ドラマ『アリーmyLove』のビリー・トーマスだった!

まさかまさか!

第5シーズンくらいまであって、途中で出番は減っちゃったけど、それでも主役級で、めちゃくちゃ長期間にわたって観ていた顔だった。

全然、気付かなかったなあ……

アリーmyLove』を観ていたころにも気付かなかったし、おそらくその後に『ショーシャンクの空に』を観たこともあったに違いないのに、そのときも気付かなかった。

こんな不意の邂逅はおもしろい。

あるいは、もしかしたら、その当時はしっかり気付いていたのに、そのことを今はすっかり忘れてしまっているのかもしれない。それはそれで怖い、かもしれないし、そのお陰でこういう不意の驚きに出会えて幸せ、なのかもしれないし。幸せってなんだっけ?