DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

5月の終わりは初夏か

そうこうしているうちにもう5月も最終日になってしまった。初夏らしい天気だった。小さいころに得た知識だと、3・4・5月が春だ。晩春と初夏が入り混じったような季節が今だろうか。近ごろはだいぶ温暖化して、初夏といっても真夏に近い日が多くなっているのかもしれないが、それでもまあ、僕の住んでいるあたりでは、まだ夏ほど蒸し暑さが酷くなくちょっと爽やかさを含んでいる感じがあって、やっぱりまだ夏ではない、せいぜい初夏かなという雰囲気をしている。いま調べて見たら、3・4・5月を春とするのは、気象庁が用いている区分で、一般的な解釈とされているらしい。暦の上の「二十四節気」では、立夏が5月の7日頃らしいから、そちらの流れではすでに夏ということになる。1ヶ月弱ぐらい前倒しでカウントしてるようだ。確かに、ゴールデンウィークが終わるくらいには夏の気配みたいなものを感じるから、そこから夏にしてしまうというのも解らないではない。この計算でいくと、8月8日頃に秋になるから、それはさすがに少し早すぎな気もするけど、お盆が終わればもう秋という感じは確実にあるので、それほどずれてもいないかもしれない。それ以降暑い日が続いても、「残暑」という便利な言葉で誤魔化せるから大丈夫ということか。こうしてみると、昨今の季節のブレも充分にカバーできるくらいの幅で、日本語や日本の総合的な文化上の季節は区分されているようだ。温暖化による季節の変化は、まだまだ、現代日本語を変えなければならないほどには進んでいないのかもしれない。いつごろ通用しなくなってくるのだろうか。