DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

妖怪と妖精

「妖怪みたいだね」

「妖精みたいだね」

人に向かって言ったとき、前者なら悪口で、後者なら褒め言葉、だろうか。

指し示している存在はだいたい同じで、この世のものではないが、妖怪は和もので、妖精は洋ものだ。妖怪にも見目麗しいものや愛嬌のあるものもいるし、妖精にもゴブリンやコボルトみたいなあまりよろしくないものもいるので、一概にどちらがどうとも言えない気がするが、日本語としてこの言葉のチョイスを間違えると大変なことになるから、注意が必要だ。いとあやし。