DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

ストップ・アイドリングストップ

最近クルマを変えた。

実に16年ぶりだ。震災前から乗っていて、こちらの並行世界に一緒に迷い込んでしまった相棒だったが、だいぶ錆の侵食が大きくなってきて危ないというので、ついにお別れとなった。

16年も経つと、標準装備がぜんぜん違う。ルームミラーの後ろの部分にカメラのユニットがあり、あちこちセンシングしているようで、たくさんのお知らせ機能が付いている。ヘッドライトは“オフ”を選択できなくて最低でも”オート”だし、マニュアル車なのに、アイドリングストップも必ず付いてくる。

このアイドリングストップが怖い。

停車して、クラッチペダルから足を離すと、エンジンが止まる。

これまでどおり慣れで操作していて、信号などで停車し、左足を戻したとたんにエンジンが止まってしまうので、焦る。一瞬、シフトをニュートラルにし忘れたか!エンストだ!と思ってしまって、焦るのだ。ほんのすこし心臓に悪い。

エンジン始動後に、ボタンひとつでアイドリングストップをオフにできるので、それを必ずするようにすれば良いのだけど、まだ慣れていないので、ついついそのまま発進してしまう。そして、アイドリングストップという名のエンストをして焦るのだ。

エンストするのに慣れるほうが早いか、アイドリングストップのストップボタンを押すのに慣れるほうが早いか、どっちが先だろう。