DonoCronicle

DIE WAHRHEIT IST IRGENDWO DA DRAUẞEN

鳴動するもの

某力士の事件に関するネットのニュース記事を読んでいて、「……鳴動するスマホを触ったことに……」という文章を見かけて目が止まった。

確かにスマホは、着信音が鳴って、バイブで振動するから、「鳴動」しているのかもしれない。字面の意味そのまま、といえばそのままだ。

でも、「鳴動」するものといえば、泰山とか大山とか天地とか、そういうスケールのもののイメージしかなかったし、それ以外に使われているのを見たことがなかったから、ちょっとびっくりした。

スマホの『大辞林』には、【鳴動】は「1. 大きな音を立てて揺れ動くこと。2. 地鳴り」とある。

スマホが鳴動するかー。確かに鳴動してるしなあ。まあ、言葉の意味は時代とともに変わっていくものだから、ポケットのなかで小さな携帯端末が鳴動する時代になったがじゃ!ということかもしれない。

スマホ鳴動して横綱引退、ですか。  

 

ちなみに朝日新聞デジタルでした。

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勤労感謝の日

もともとは新嘗祭の祭日だったらしい。五穀豊穣を祝い、収穫物に感謝するのが本来だ。勤労感謝の日には好きな人にお米を贈って想いを伝えよう!、みたいな商業イベントを生み出す気配が見えないのは、業界が何かに遠慮しているんだろうか?

久しぶりに昼間にテレビをつけてみたら、どこもかしこも横綱の暴行問題ばかり取り上げている印象。休みの日に時間をかけてまでそんなの見る気にならないよなあ。テレビ離れしてるんじゃなくて、テレビのほうが自分から離れていってる感じだ。

1,000万のコンマの違和感

細かいところで気になってること。

例えば「1,000万」という表記の、コンマの打ち方が気になる。

元々は、欧米の桁の数え方が、3桁ごとに呼び方が変わっていくから、それにあわせて1,000,000,000のようにコンマを打つものだろうと思う。英語なら、サウザンド、ミリオン、ビリオン、と3桁ごとに変わっていくから、これは1ビリオンで、10億だ。判りやすい。

日本でもこれが導入されているが、中国を初め漢字文化圏だと、3桁じゃなく4桁ごとに呼び方が変わるから、しっくりとは馴染まない。4桁ごとにコンマを打つほうが馴染みやすい。ほんとうにそのほうが良いと思うんだけど、いかんせん、欧米式を導入してしまって久しいので、もう、どうしようもない。会計などで大きな数字を扱うときは、頭を切り換えて、欧米式に変化するコンマの位置に慣れなければならない。慣れてしまえば、もうそれほど苦にならないし、逆に英語で会話するときなんかには換算に役に立つくらいだ。表などでの単位(千円)や(百万円)もすっかりおなじみ。さすがに(十億)はほとんど見ないけど......

そこに登場する「1,000万」。

「万」でいったん4桁でくくっておいてからの、3桁でコンマ。ややこしくないか? フルで表記すると、10,000,000。英語なら10ミリオンで何の問題もなく綺麗なんだけど、「万」とコンマを同時に使うから、表記上コンマの位置がぶれる。これが気になってしまう。コンマの左の数字の桁は、千か百万か十億か兆か......であって欲しい、気がする。

それなら、コンマを入れずに、ただ「1000万」で良くないか?

ゼロが多いと桁が判りにくいからコンマを打つのだろうけど、1000くらいなら間違えるということはまずないと思うし。それ以上の数を、例えば10000万と表記することはまずなくて、これなら普通に1億だ。11000万もありえなくて、これなら1億1000万、あるいは1億1千万だ。つまり、1000か100かを見分けるためだけにコンマが打たれているようなもので、ほとんど意味がない。だったら、無用な混乱を避けて、素直にコンマなしの1000万が最適だと思う。

1,000万も日本語ならではの独自の表記だから慣れろ、と云われればそれまでなのかもしれないけど、なんだかなあと、釈然とはしないのでした。

エンプティ・ハウス

あまり更新する気がなくなっていたダイアリーを7月にやめた。やめる特別なきっかけがあったわけではなくて、ふと、もうやめよう、と思えたのでやめた。それでお終いで、もう、ブログをやるほどのモチベーションはないな、と思っていたんだけど、これまた特別なきっかけがあったわけではなく、ふと、ちょっとブログでも書いてみるかな、と思えたので始めることにした。思い立ったが吉日です。